会長挨拶
ダンスで世界を変えてゆく
公益社団法人日本女子体育連盟(略称JAPEW)は、日本の女子体育を世界水準にまで高めるために1954年に社団法人として創設され、2013年4月より公益社団法人になりました。先輩がたが弛まず掲げてこられた質の高いスポーツ・体育の普及振興の理想とそれを実現する熱意に導かれ、全国の加盟団体の皆様と共に、学校教育と生涯教育の両方の分野で実践や指導法開発を推進して来ました。JAPEWは特に日本の身体表現・ダンスの教育で牽引的役割を果たしてきたという自負があります。
連盟創立65年目を迎える今年2019年春、元号も新たになりました。2020年東京オリンピック・パラリンピック大会を控え、日本の体育・スポーツを巡る事情は世界からも注目されています。2021年には公益社団法人日本女子体育連盟と国際女子体育連盟が共に、東京で国際会議を開催することも決定しています。私たちは、これら目前に迫っている目標にとどまらず、独自の中・長期の事業方針を策定し、本連盟の使命「女子体育の普及振興、生涯にわたる女子体育に関する研究と実践等事業などを通じた、すべての人々の心身の健全な発達に寄与すること」を実現していきたいと考えています。
ダンスをめぐる、そしてダンスで生まれる対話の中で、個別性と社会性の両方をしっかりと育み、開かれた世界を実現したい。ダンスの自由な世界をおし拡げることで、私たちの生きる世界を、多様な人々がその個別性のために参加機会を妨げられず、生き生きと自分らしく生きることができる(生きる甲斐のある)場所にしてゆきたい。そうした熱い思いで繋がっている私たちJAPEWの活動を是非のぞいてみてください。そして、ご一緒に、一歩先の世界を見つめてみませんか。
ややもすると、本連盟は女子の体育を豊かにすることのみに特化して女性だけで取り組んでいる、と誤解を受けることがありますが、実際にはそうではありません。
設立当初は非常に少なかった女性の体育・スポーツ指導者をサポートし、またその質を高めることが第一の課題であったことは確かです。また、今日に至っても、必ずしも十分な数の女性指導者が輩出されているとは言えないでしょう。一方で、女子のみを焦点化して体育・スポーツが豊かになるものでもありません。女子への眼差しを持つことは同時に、ジェンダーと、そして様々なライフステージに目を向けることでもあります。性別や年齢に関わらず、一人ひとりの人にとって豊かで生きる甲斐のある社会をつくるために、多様な連携を作り出し、スポーツやダンスの教育を通じて貢献してゆきたいというのが、私たちの目標です。
役員・定款・沿革
役員
定款
沿革
(公社)日本女子体育連盟 2023・2024年度役員
2023年6月20日現在 *全員非常勤、無報酬
会長
細川江利子(埼玉大学)
副会長
宮本乙女(日本女子体育大学)
佐藤廣子(地域スポーツ教室主宰)
常務理事
飯田路佳(十文字学園女子大学)
寺山由美(筑波大学)
田中安理(常葉大学)
田巻以津香(東海大学)
理事
髙野美和子(日本女子体育大学)
多田五月(帝京大学)
田中葵(千葉明徳短期大学)
長谷川千里(東京女子体育大学)
渡辺碧(日本女子体育大学)
福本まあや(お茶の水女子大学)
鈴木玲子(宮城県女子体育指導者連盟)
髙田晶子(埼玉県女子体育連盟)
熊谷佳代(岐阜県ダンス研究会)
原田純子(大阪女子体育連盟)
本田眞弓(山口県女子体育連盟)
坂下玲子(熊本県女子体育連盟)
監事
茅野理子(栃木県女子体育連盟)
佐分利育代(鳥取県女子体育連盟)
(敬称略)