会長挨拶

細川江利子
2024年、日本女子体育連盟(JAPEW)は創立70周年を迎え、8月20-21日の二日間に渡り「連盟創立70周年記念第57回全国女子体育研究大会(東京)/ JAPEW SUMMER SEMINAR2024」を、全国から多くの参加者をお迎えして開催することができました。これまで連盟を築き支えてくださいました多くの方々に心より感謝申し上げます。
顧みますと、本連盟は1954年に、のちに初代会長に就任された戸倉ハル先生をはじめとする約30名の先生方の並々ならぬ熱意とご努力により、日本における女子の体育関係者が結集した初の組織として発足いたしました。当時は資金を得るために、先生方自ら石鹸を作って販売に歩くなど様々な努力をされていたとのお話に、その意志を引き継ぐ者として背筋が伸びる思いがいたします。連盟は、その後、戸倉会長に続き、松本千代榮先生、川口千代先生、片岡康子先生、村田芳子先生、高橋和子先生、そして八木ありさ先生という歴代の会長・理事長のリーダーシップのもと、全国の加盟団体の皆様と共に、我が国における女子体育の普及振興を目指し、歩みを進めてまいりました。その長年の実績を礎に、2013年には公益社団法人となり、現在に至ります。
本連盟は、特に、学校体育と生涯スポーツ双方におけるダンス教育・指導を牽引する立場として、その研究と実践に取り組んできたという自負がありますが、目指してきたのは常に女子だけに留まらず、すべての人々にとっての“Dance for all”の実現であり、それによりすべての人々の心身の健康と豊かな生活の実現に寄与することでした。
「みんな違って、みんないい」(金子みすず)という言葉でよく言い表されるように、ダンスは、互いの違いや個性を認め合い、生かすことのできる自由な世界です。今、共生社会の実現が国の課題の一つとして掲げられていますが、性別や年齢、障がいの有無等に関わりなく、誰もがダンスを楽しみ、ダンスを通して輝くことで、一人ひとりが生きがいを見出し、また一人ひとりの多様な在り方を尊重し合える社会の実現に向けて、私どもはこれからもダンス教育・指導の実践的研究と普及に向けた活動を進めてまいりたいと思います。
役員・定款・沿革
役員
(公社)日本女子体育連盟 2025・2026年度役員
(全員非常勤、無報酬)
会長 (代表理事)細川 江利子(埼玉大学)
副会長(代表理事)宮本 乙女(日本女子体育大学)
佐藤 廣子(地域健康体操教室主宰)
常務理事 飯田 路佳 (十文字学園女子大学)
( 業務執行理事 ) 田中 安理 (常葉大学)
田巻 以津香 (東海大学)
寺山 由美 (筑波大学)
理事 髙野 美和子 (日本女子体育大学)
多田 五月 (帝京大学)
田中 葵 (千葉明徳短期大学)
長谷川 千里 (東京女子体育大学)
福本 まあや (お茶の水女子大学)
山﨑 朱音 (横浜国立大学)
渡辺 碧 (日本女子体育大学)
椿 智絵 (埼玉県女子体育連盟)
布施 典子 (東京都女子体育連盟)
加藤 房枝 (愛知県女子体育連盟)
原田 純子 (大阪女子体育連盟)
安江 美保 (岡山県女子体育連盟)
大城 まち子 (沖縄県女子体育連盟)
監事 石川 泰成 (埼玉大学)
佐分利 育代(鳥取県女子体育連盟)
顧問 山西哲郎 本村清人
片岡康子 村田芳子 髙橋和子
参与 髙橋眞琴 林眞幾子 笹本重子
(敬称略)
定款
沿革
